【AppleWatch】画面修理→画面丸ごと交換しかできない修理業者に要注意!
正直な話、アップルウォッチの単純な画面丸ごと交換自体はiPhone修理業者であれば一応なら誰でも出来ます。
しかしそれはかなり危険な行為とも言えます。
というのも、ただ単純に画面を丸ごと交換すると
【Apple Payが使用できなくなる】
恐れがあるからです。
(実は他にも接着方法、内部の取り扱いなど細々といろいろありますが)
Apple Payが使えなくなるとどうなるかというと、
・Suica
・PASMO
・楽天カード
・JCB CARD W
・三井住友カード(NL)
・イオンカードセレクト
・dポイントカード
・Pontaカード
・各種クレジットカード
・その他ポイントカードなど
これらが使用できなくなる恐れがあるということです。
ではなぜ使えなくなるのか?
それは
・画面裏に付いているNFCアンテナにデータが残っている
↓
・NFCアンテナごと移植しないとiPhone内のデータと整合性が取れなくなる
ということです。
そうすると特に一旦ペアリングを解除して再登録しても、また一旦クレジットカードの登録をiPhone側のWatchアプリで削除して再登録しようとしてもエラーになってうまく登録できなくなる恐れが出てきてしまいます。
こうしたことが起こりうるので、丸ごと交換のみの修理業者様は
「Apple Payが使えなくなります」
と事前に説明しているところが多いです。
また、このような知識自体をご存知ない店舗様も残念ながら存在しますので
まったく説明もなしにApple Payが使えなくなってしまうなんていうことも中にはあるようです。。
【スマートウォッチ修理LABO(ジーニー吉祥寺店)】
ではこのようなことを起こさないため、
・破損したガラスのみの貼替え修理
・やむなく液晶ごとの交換の場合にはNFCアンテナの移植
・お客様ご自身に、事前に下準備の設定を奨励・ご案内
これらの対策をしっかり行っております。
AppleWatch修理を開始しだした当初は前例のない修理でまったく手探りだったため、何度かApple Payが使えなくなる現象が発生しました。
しかしそのたびどのような場合にこうした現象が発生するのか研究し、これらの具体的な対策にたどり着きました。
そしてそれからはApple Payが使えなくなったというクレームをいただくことは皆無となりました。
重要なのは、物理的な対策と設定上の対策、この両面をきちんと行うということです。
当店がこのようなノウハウを得ることができたのはひとえに当店を信頼し、数多くの修理実績・経験をもたらしていただきましたお客様によるものと認識しております。
非常に感謝するとともに、ますます修理技術を磨いていかねばという思いでいっぱいになります。