【Apple Watch】Series5・44mm ガラス割れ修理(栃木県宇都宮市から郵送修理)
画面表示・タッチ感度ともに問題のない、ガラス割れのみの症状です。
したがってガラスの貼り替えの作業となり、
series5・44mmですので19,800円(税込み)、納期は1~3日とご案内させていただきました。
さてまずは無事にパネルを開けられるかどうかが第一関門となります。
「単純に開ければいいんだろう」と思いきや、
いきなりいろんなコツがないと無事に開けることすら実は難しい作業です。
失敗すると画面表示にタテ線が出てきてしまったりします。
そうすると取り返しがつかず、
ガラスの貼り替えでは済まなくなり画面丸ごと交換になってしまいます。
このように開いた状態で
・表示が無事なこと
・タッチの感度も無事なこと
この2点を確認して、パネルと本体とをつないでいるケーブルを外していきます。
写真を取り忘れ、いきなり次のそのまた次の工程の写真になってしまいましたが(笑)
これは割れたガラスを剥がした直後の写真です。
この工程がApple Watchガラス交換修理の最大のヤマ場となり、最大の難関と言えます。
この作業が安定的に成功できるようでないと
修理屋として採算が合わなくなります。
つまり、最初にお客様にガラス割れの修理費をご案内していたはずでした。
ところが作業中に表示などに問題が生じて画面丸ごと交換になってしまった場合・・・
ガラス交換のみの作業とならず、新たに部品として画面を仕入れてきて使わなければならなるわけですがその部品代があまりに高く、19,800円ではとても採算が合わなくなります。
修理屋としてはこうした失敗率を最低でも数%ほどに抑えることができないと
Apple Watch修理は非常に難しくなるということです。
(万一失敗した場合は当店負担で別の画面に丸ごと交換させていただきます)
そしてこの写真での工程も、非常に重要なコツがいくつかあり、
全てに注意を払いながら作業を進めていきます。
ガラスの破片と残った粘着シートの残骸をすべて除き
キレイにした状態のOLED画面。
この一見単純と思える工程でも、
いくつかの工夫を編みだすまでいろいろ失敗もしてきました・・・
もちろん今は難なくスムーズにこなせるようになっています。
このあといよいよ新しいガラスを貼り合わせていくのですが
その前に本体と接続して表示やタッチに問題がないかどうか確認する必要があります。
もし問題があった場合、
せっかく新しいガラスを貼り合わせてから問題判明となってしまったら
また難関であるガラスを剥がす工程をせねばなりません・・・
当然、欠かせない確認作業となります。
お隣に新しいガラスを準備。
完全にホコリや汚れを除去し、いよいよ貼り合わせていきます。
新しいガラスを貼り合わせて、
本体とケーブルのみ接続した状態で最終チェックです。
ガラスのみの貼り替え修理では、先ほどのガラスがない状態でのチェックで特に問題なければ、ここでの確認もほとんど問題ないはずです。
ウォッチ本体とケーブルをつなぐ箇所の端子を外す際にいったんむき出しの状態にして外すため、取り除いた保護シールの代わりにカプトンテープ(絶縁・断熱の極薄シール)を貼っていきます。
そののち特殊な防水性のある接着剤を周囲に塗り、
画面を本体に貼り合わせていきます。
このあとはみ出た接着剤を拭き取ったり、バンドをスライドしていく溝部分の汚れをキレイにしたり、仕上げの工程をいくつか経て修理完了です。
ちなみにAppleの正規修理を受けた場合、
Series5で36,980円が最低価格となっています。(2021年10月現在)
・36,980円(Apple正規修理費) ー 19,800円(当店修理費) = 17,180円(価格差)
今回は比較的店内が空いていましたので、
郵送で当店に到着した翌日に修理完了・発送までできました。
(クレジットカードでお支払い)